株式 ロブ・ラブレス、 今後の株式市場を語る

2026年の株式市場は、先行き不透明感が高まるなかでも崩れにくい、いわゆる「不安の壁をよじ登る」展開が続いています。貿易摩擦や地政学リスク、AI関連株の過熱感など、市場心理を揺さぶる材料は少なくありません。それでも株式市場は、懸念を乗り越え、底堅さを維持してきました。この先も、市場の強さは続くのでしょうか。

 

本稿では、ベテラン株式ポートフォリオ・マネジャーであるロブ・ラブレスの見方をもとに、株式市場の見通しや、世界経済を取り巻く構造変化、そして注目される投資テーマについて考察します。

 

3年連続で株式市場が2桁のリターンを記録した後に何が起こるか

 

私がまず考えるのは、「3年連続の2桁上昇には、どんな意味があるのか」という点です。年の初めにはいつも、いったん白紙に戻って市場を考えるようにしています。どのような年であっても、その姿勢が最も大切だと考えています。米国では企業利益が力強く推移しています。確かに、テクノロジー関連など特定セクターへの集中が目立つ面はありますが、それだけではありません。金融セクターも好調で、金利が高い環境では銀行がより良い利ざやを確保しやすく、貸出環境も改善しています。

ロブ・ラブレス   キャピタル・グループの株式ポートフォリオ・マネジャー。キャピタル・インターナショナル・インクの会長を務める。現職以前は株式アナリストとして、グローバルの金属・鉱業関連銘柄及び、メキシコとフィリピン籍企業の調査を担当。プリンストン大学で資源経済学(地質学)の学士号を取得。CFA協会認定証券アナリスト。ロサンゼルス・オフィス在籍。

過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。投資の価値および投資収益は減少することも増加することもあり、当初投資額の一部または全部を失うことがあります。本情報は投資、税務もしくはその他の助言の提供、または証券の売買の勧誘を意図するものではありません。

個人に帰属する記述は、その個人の出版日現在の意見を述べたものであり、必ずしもキャピタル・グループまたはその関連会社の意見を反映したものではありません。特に明記がない限り、すべての情報は記載された日付現在のものです。一部の情報は第三者から取得したものであり、そのため、かかる情報の信頼性については保証いたしません。