キャピタルの歴史

キャピタル・グループの歩み

投資の成功で人々の人生をより豊かにする

創業初期

ジョナサン・ベル・ラブレスはキャピタル・グループの創業にあたり、公正性と誠実さを重視しました。リサーチを通じて価値ある企業を発掘し投資することで、ラブレスは成功を収めました。 

 

彼の構想が実を結んだのは1933年、後に米国最大級の投資信託となるThe Investment Company of America®の運用を引き受けたときでした*。 

 

写真:ジョナサン・ベル・ラブレス (1968年) 
 
*米国オープンエンド型投資信託の運用資産残高ベース。2023年12月末現在。
  出所 : Morningstar

ハリウッドに手を差し伸べる

1930年代、ジョナサン・ベル・ラブレスは、「白雪姫と七人の小人」や「ファンタジア」のための資金調達でロイとウォルトのディズニー兄弟を支援しました。

インパクトを与える

ラブレスは米連邦議会の公聴会で証言し、1940年投資会社法の成立に寄与しました。

ブローカー・ディーラー経由の販売

1940年代後半、私たちはファンドを一般投資家に直接販売するのではなく、ブローカー・ディーラーを通じて販売することを決定しました。

キャピタル・システム

ラブレスは早くから、複合的なリサーチ、多様な視点、長期的な視野がもたらすメリットを認識していました。彼の思慮に富んだプロセスは、キャピタル・システムへと発展していきました。

 

この独自の運用アプローチにより、市場やお客さまのニーズに応じた柔軟な対応が可能となり、新たな運用戦略を提供してきました。

 

キャピタル・システムは長年にわたって私たちの強みの一つとなっています。

 

写真:インベストメント・グループ会議 (1973年)

成長の軌跡

1937年

社員18名 

運用資産残高1,370万米ドル

1962年

社員75名 

運用資産残高4億8,170万米ドル

1990年

社員1,529名 

運用資産残高603億米ドル

2023年

社員8,873名 

運用資産残高2.5兆米ドル

上記データは各年12月末現在。グループ全体が対象。

グローバルの歩み

1960年代初頭、私たちは世界的な経済統合の動きを察知し、グローバルでの事業展開を図りました。 

 

1962年には、スイスのジュネーブに欧州初のオフィスを開設しました。当時、外国企業に投資する米国の運用会社はほとんどありませんでしたが、私たちの最大規模のファンドの一つは、ポートフォリオの10%以上を海外銘柄が占めていました。

 

写真:デビッド・フィッシャーとファンド・ディレクター (1979年)

資産の選択肢を拡大

1978年、米国の機関投資家向けに海外資産の運用を開始。

長期的な機会を模索

1979年、英国経済が低迷するなか、ロンドンにオフィスを開設。リスクを伴うことは認識していましたが、長期的な視点に立ち、これを好機と捉えました。

アジアに進出

1982年、東京にアジア初のオフィスを開設、その後、香港、シンガポールにも進出。これにより、アジアの産業界へのアクセスが強化されました。

グローバル投資のパイオニア

1960年代後半、キャピタル・グループはグローバル投資の先駆者となりました。 

 

米国以外の市場に関する統計値や投資データが不足していると認識した私たちは、海外資産の運用実績を測定するグローバル・スタンダードとなるEAFE(欧州・オーストラレーシア・極東)指数を開発しました。

 

これは後に、MSCI (モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル) 指数へと姿を変えて現在も使用されています。 

 

写真: 香港のキャピタル・グループ社員(1985年)

海外投資

1953年、ロイヤル・ダッチ・ペトロリアム社に投資。その後、いち早く日本株に投資しました。

グローバル展開

1969年、キャピタル・グループは初の欧州ファンドを設定。その準備のため、リサーチ・アナリストはイタリア語の短期集中コースを受講しました。

長期的な視点を堅持

1970年、ルクセンブルグ籍ファンドを設定。続いて1973年、米国でニューパースペクティブ戦略の運用を開始しました。

サービスと運用商品の拡大

1968年に機関投資家向けビジネスを開始し、提供する運用商品を拡大しました。また個人投資家の長期の資産形成を目的としたサービスを展開し、成長を続けています。 

  

お客さまの新たな運用ニーズや、業界の専門家などの見解を汲み取りながら、私たちは常に進化を続けています。  

 

写真:ジョン・ラブレスと株主 (1968年)

債券の運用開始

1973年、債券運用を開始。その後50年で、運用資産残高は5,000億米ドル近くまで拡大しました。

日本の投資家向けにアメリカン・ファンズ*を提供

2015年、米国の投資家向けの投資信託であるアメリカン・ファンズのうち、長期にわたる実績を有する運用を欧州および日本を含むアジアの投資家向けに提供開始しました。

投資家の長期の資産形成をサポート

NISAや確定拠出年金(DC)などの非課税制度にも対応するファンドをご提供しています。

 2023年12月末現在。

*アメリカン・ファンズは米国籍のファンドであり、日本において販売されていません。またこれらのファンドの取引を推奨するものではありません。

キャピタルは間もなく100周年を迎えます

キャピタル・グループは2031年に創業100周年を迎えます。私たちの長期戦略は変わらず、「投資の成功で人々の人生をより豊かにする」という使命に深く根ざしています。90年以上にわたり、私たちはこの目標を達成するために常に進化し続けてきました。

進化を遂げながら、組織全体で戦略的優先事項を通じて使命を果たすことに全力を注いでいます。

優れた運用実績

リサーチ、ポートフォリオ構築、リスク管理プロセスの改良を継続します。

お客さまとともに進化

投資家の皆さまを第一に考え、お客さまの優先事項の実現をサポートすることにより、選ばれるパートナーであり続けるよう努めます。

効率化と規模の拡大

世界最高水準のサービスを提供し、私たちの事業活動やお客様、社員のための投資を継続できる強固な財務体質を維持します。

企業文化と従業員エクスペリエンスへの投資

キャピタル・グループで働く体験をよりよいものにするために、継続的に投資を行います。

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