Outlook 2026年後半のマクロ経済の見通し:戦争長期化とAI投資の動向が鍵

イラン戦争や原油価格の上昇、貿易摩擦の継続などを背景に、世界経済には下押し圧力がかかっています。一方で、その影響を補って余りある原動力として、AI関連投資の拡大が挙げられます。
 

キャピタル・グループのエコノミスト、ダレル・スペンスは、「AI投資の規模は非常に大きく、他の分野の活動が大きく落ち込んだ場合でも、特に米国では経済成長がプラスを維持する可能性がある」と指摘しています。
 

また、「米国景気については引き続き慎重な見方を維持していますが、GDP成長率は予想を大きく上回り、2.5%以上に達する可能性があります。AIをめぐる競争が、他のすべての分野を大きく上回るほどの影響力を持っているためです」とスペンスは述べています。

今後の見通しは一様ではない

Iran war and AI are pulling the global economy in opposite directions

2026年5月末現在。市場コンセンサスはブルームバーグの平均予想値に基づく。米国のインフレ率:2026年の米国消費者物価指数、経済成長率:世界、米国、欧州における2026年の実質GDP成長率、米国の政策金利:2026年12月現在のFF(フェデラル・ファンド)金利目標レンジについて、先物市場を基に算出、為替:2026年12月までの米ドル指数先物価格に基づく。個々のポートフォリオ・マネジャーおよびアナリストの見解は、キャピタル・ストラテジー・リサーチの見解と異なる場合がある

ダレル・スペンス   キャピタル・グループのマクロエコノミスト。CFA協会認定証券アナリスト。全米企業エコノミスト協会メンバー。ロサンゼルス・オフィス在籍。

ベス・ベケットキャピタル・グループのマクロエコノミスト。ロンドン・オフィス在籍。

ポール・ベンジャミンキャピタル・グループの株式ポートフォリオ・マネジャー。現職以前は株式アナリストとして、米国のソフトウエア企業(大型株)を担当。キャピタル・グループ入社以前は、Interelate(ゴールドマン・サックスが出資するテクノロジースタートアップ)で欧州事業展開を担当。ロサンゼルス・オフィス在籍。

チトラング・プラニ  キャピタル・グループの債券ポートフォリオ・マネジャー。CFA協会認定証券アナリスト。ニューヨーク・オフィス在籍。

クリス・ブックバインダー キャピタル・グループの株式ポートフォリオ・マネジャー。現職以前は株式アナリストとして、米国の通信サービス、自動車、自動車部品関連企業を担当。TAP(ザ・アソシエート・プログラム:社内研修生制度)を通じてキャピタル・グループに入社し、様々な部門で業務経験を積む。サンフランシスコ・オフィス在籍。

マット・ミラー キャピタル・グループの政治エコノミスト。キャピタル・グループ入社以前は、マッキンゼー&カンパニーにおいてシニア・アドバイザーとして勤務。それ以前は、アメリカ合衆国行政管理予算局シニア・アドバイザー、連邦通信委員会の議長補佐としてホワイトハウス・フェローを歴任。ロサンゼルス・オフィス在籍。

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