2025年10月15日
キーポイント
- 米国株式市場では、ハイテク分野が注目されがちだが、鉄道などの「オールドエコノミー」企業もS&P500種指数を上回るリターンを記録している。これらの企業は、規制緩和や新たな需要の創出により、成長の機会を得ている
- 米国ではエネルギー転換、省エネ技術、設備投資の国内回帰、航空機エンジンなど、複数の分野で「製造業ルネサンス」が進行している。政策支援や経済環境の変化が、企業の競争力強化と成長を後押ししている
- 米国経済は多様性に富んでおり、アクティブ運用による企業分析と分散投資が重要となる。水面下で進行する構造的変化を的確に捉え、幅広い成長源泉をポートフォリオに取り込むことが求められる
天池 勇太 キャピタル・インターナショナル株式会社のインベストメント・ディレクター。キャピタル・グループ入社以前は、野村アセットマネジメントでポートフォリオ・マネジャーを務めた。CFA協会認定証券アナリスト。東京オフィス在籍。