バーバラ・バーティンは 2008年に入社し、欧州の銀行担当アナリストとしてキャピタル・グループでのキャリアをスタートしました。銀行セクターは世界金融危機の直撃を受け、その後欧州債務危機にも見舞われたため、キャリア初期は順風満帆とは言い難いものでした。
「銀行アナリストになるには良い時期ではありませんでした。フランスの金融機関デクシアとポルトガルのバンコ・エスピリト・サントの株価が急落してほぼゼロになった時、頭の中を駆けめぐったさまざまな感情を今でも覚えています」とバーティンは回想します。
困難な経験だったにもかかわらず、バーティンはアナリスト時代を資産運用者としての成長過程で非常に重要な時期だったと捉えています。資産運用は単なる株価評価にとどまらないと学んだ経験から、今では「安い銀行ほど高いものはない」とよく口にしています。