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2022年後半の見通し

柔軟なポートフォリオ運用


世界は変化しています。


地政学的な再編、高インフレ、変動の激しい金融市場、40年間の金利低下局面の終焉に象徴されるように、私たちは歴史の岐路に立っています。この新しい時代にタイトルを付けるなら「ブレイブ・ニュー・ワールド」あるいは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」となるかもしれません。しかし、私なら「ベビーブーマーの復讐」と付けたいと思います。なぜなら、多くの状況が過去、特に彼らが生まれた1960年代初頭に似ているからです。当時は、数十年にわたって低下していた金利が底打ちした時期であり、冷戦時代の始まりでもありました。残念ながら今再び当時と同じような状況に陥ろうとしています。


このような状況にもかかわらず、投資環境は引き続き明るいと考えています。第1に、世界経済がパンデミックから回復するなか、引き続き成長の兆候が見られます。第2に、景気拡大期とは異なり、企業業績が今後の株式市場の方向を決定する要因となり、ファンダメンタルズが再び重要になると考えています。第3に、今後数年の間に景気後退期を迎える可能性があります。様々な懸念が渦巻いていますが、私は過去10年間の過熱を解消するには緩やかな景気後退が必要になると予想しています。経済は時折調整しながら成長するもので、これは正常かつ健全な動きです。


さまざまなリスクを考慮しバランスの取れたポートフォリオはどのような環境でも合理的ですが、特に今の状況では理にかなっています。2022年初頭にバリュエーションを注視し市場の調整に備えるよう投資家に注意を促し、私の見方を「雨具は買っておくが、今はまだ着ない」と表現しました。結果として、雨具をすぐ手が届くところに準備しておく方がよさそうです。市場のボラティリティが再び上昇していますが、落胆する必要はありません。弊社グループでは、投資判断においては、個別企業のファンダメンタルズ調査を基盤とする長期的な投資アプローチを取ることが引き続き賢明であると考えています。


世界は変化していますが、その変化が投資機会を生み出すのです。