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機関投資家の皆様へ
クオリティ・グロース:低金利下で示される安定性
デビッド・ ポラック
インベストメント・ディレクター
スティーブン・ スペリー
インベストメント・プロダクト・マネジャー
キーポイント:
  • グロース株がバリュー株をアウトパフォームする展開が継続
  • グロース株のなかでも、クオリティ・グロースは直近の株価下落局面においても比較的底堅かった
  • クオリティ・グロースの特徴は、経験豊富な経営陣、健全なバランスシート、高い資本利益率、潤沢なキャッシュフロー
  • クオリティ・グロース企業は世界景気が減速するなかでも高い成長可能性を示す

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う株価の下落局面でも、その後の回復局面でも、グロース株がバリュー株をアウトパフォームする展開が続きました。グロース株が他のファクターと比べて高いプレミアム水準で取引される状況は、以下の要因を背景にして今後も続くと見込まれます。

  • 経済成長率の低下が常態化するなかで、真のグロース株は希少 
  • 超低金利政策の長期化によって株価評価における割引率が低下し、グロース株に有利に働きやすい

世界金融危機以降、グロース株の優位は米国外の市場で目立っていましたが、米国市場においてもこのトレンドが顕著になってきました。ただし、今後数年にわたって景気が回復する局面では、経済成長の源泉が変化する可能性があります。弊社グループの債券チームでは、人口動態や技術進歩を背景にデフレ圧力が高まることから、低金利環境が長期化すると予想しています。


クオリティ、グロース、クオリティ・グロースの主な特徴

quality growth pie chart

デビッド・ポラック   株式インベストメント・ディレクターとして、グローバルの株式関連サービスを統括。また、ESGインベストメント・ディレクターも務める。経験年数38年。入社以前は、ドイチェ・バンクのマネージング・ディレクターを務め、グローバル株式のヘッジファンドを運用。UBSの株式部門では様々なマーケティング業務に関与し、マネジメントを行った。

スティーブン・スペリー インベストメント・プロダクト・マネジャー。経験年数11年。現職以前は、アドバイザリー・スペシャリストを務める。入社以前は、First Command Financial Planningにおいてフィナンシャル・アドバイザーとして勤務。CFA協会認定証券アナリスト。ロサンゼルス・オフィス在籍。


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