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機関投資家の皆様へ
米国社債のデフォルトが 3 倍に
シャノン・ワード
債券ポートフォリオ・マネジャー
キーポイント
  • 米国社債のデフォルトが急増したが、デフォルト率はそもそも長期にわたって低水準で推移していた
  • 低格付け社債市場は効率的ではなく、差別化により高いリターンを上げる投資機会が多い
  • 長期的に見ると、ハイイールド債 (BB/Ba 格以下) は、損失リスクの上昇を許容できる投資家にとってインカムを大幅に高める機会となり得る

 


新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖が実施されるなか、ハーツ、シルク・ドゥ・ソレイユ、ニーマン・マーカスなどの多くの有名企業が破産申請を行いました。企業の経営破綻は今後も増える見通しでデフォルト率が急上昇するなか、ハイイールド債投資にはそのリスクに見合った価値があるのでしょうか。


市場の混乱を避けるために FRB (米連邦準備制度理事会) が社債買入れプログラムなど、断固とした対応に踏み切ったことが支えとなり、2020 年 3 月のような大幅下落が再び起こる公算は小さいとみられます。今後の動きは誰にも予測できませんが、過去を振り返ると景気後退局面の後にハイイールド債は堅調な推移となる傾向があります。


本稿では、企業破綻の増加が米国ハイイールド債市場に与える影響について、債券ポートフォリオ・マネジャーのシャノン・ワードの見解をご紹介します。


 



シャノン・ワード 債券ポートフォリオ・マネジャー。経験年数28年。入社以前は、オークツリー・キャピタル・マネジメントにおいてポートフォリオ・マネジャーを務めた。南カリフォルニア大学でMBAを取得、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で心理学の学士号を取得。