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高債務時代における投資適格社債
ダミール・ ベッティーニ
債券ポートフォリオ・マネジャー
キーポイント:
  • 金融市場崩壊のリスクは回避されたが、市場は経済への打撃とそのクレジット市場への影響を織り込み始めたばかり
  • 金融システム内の債務は高水準で、低金利政策とイールドカーブの下方シフトを受けて借入コストは低下しているが、ロックダウン (都市封鎖) が企業の回復力を損なっている
  • EU (欧州連合) 、特にイタリアでソブリン・リスクが高まりつつあるため、欧州よりも米国のクレジットを選好
  • 過去 1 ヵ月間に高スプレッドで発行された大量の新発債を、多くのセクターで積極的に組み入れ

クレジット市場は過去数ヵ月にわたり乱高下しました。スプレッドは一時急拡大したものの、金融市場のストレス緩和を図る政府と中央銀行による介入が功を奏し、3月末にかけて縮小しました。債務残高は記録的な水準にあるうえ、3月には新規発行が急増しました。信用格付けの引き下げとデフォルトの可能性は高まっています。


新型コロナウイルスの経済への影響度合いはまだ不明です。今後も、経済指標の悪化、減配、企業の破綻といった悪材料が多く出てくることも想定されます。



ダミール・ベッティーニ 債券ポートフォリオ・マネジャー兼リサーチ・ディレクター。債券アナリストとして欧州の銀行を担当。経験年数13年。現職以前は、アナリストとして保険会社、通信の調査を担当。入社以前は、スタンダード&プアーズにおいてディレクターおよびリード・アナリスト(保険担当)、バンク・オブ・アメリカにおいて株式シニア・アナリスト(保険担当)として勤務した他、フィッチ・レーティングにおいてシニア・ディレクターおよび保険セクターのグローバル・ヘッドを務める。ロンドン大学クイーン・メアリー・ウエストフィールド・カレッジで航空工学の学士号を取得。