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選挙ウォッチ:投資家にとっての米大統領選の意味
マット・ ミラー
政治エコノミスト
クラーク・ キャンパー
政府機関とのリレーションシップ担当
リーガン・ アンダーソン
政府機関とのリレーションシップ担当

2020 年の初めには、米国の大統領選挙が今年最大の話題の一つになると見えましたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によってその筋書きは激変しました。医療危機への対応からロックダウンやソーシャル・ディスタンシングといった措置が取られ、経済活動が休止し大恐慌以来最悪の景気後退をもたらし、政治は二の次になってしまいました。


しかし、米大統領選まで 100 日足らずに迫った今、再び 11 月 3 日の投票日に注目が集まっています。米国内においては、新型コロナウイルス感染者数の増加、厳しい経済状況、さらには複数の都市での暴動などの問題が起きています。こうしたなか、主要な世論調査によるとトランプ大統領の支持率は前副大統領のバイデン氏に大きく引き離されています。


弊社グループの経験豊富な政治エコノミストであるマット・ミラーは、多くの専門家が既に現職大統領の大敗を予想しているものの、このような結果を確定的にとらえるのは時期尚早と指摘します。


ミラーは「選挙までの 3 ヵ月強というのは、政治の世界では一生に値するほど長い期間です。事態が急展開したり次々とニュースが切り替わったりする状況からすると、今から 11 月にかけてどんでん返しが何度も起きる可能性があります。共和党と民主党の選挙運動が過熱するにつれて、レースは接戦になるでしょう」と述べています。



 

政権党にかかわらず、株価は上昇する傾向

S&P500 指数に 1 万米ドル投資したと仮定した場合の資産の伸び 

1933 年 3 月 4 日~2020 年 6 月 30 日。大統領所属政党の交代は就任式の日付が基準。トータルリター ン (米ドルベース) 出所:モーニングスター、スタンダード&プアーズ、キャピタル・グループ


マット・ミラー 政治エコノミストおよび企業活動アドバイザー。米国の政策トレンドの分析や、コミュニケーションおよびエンゲージメント活動に関する業務を担当。経験年数35年。入社以前は、マッキンゼー&カンパニーにおいてシニア・アドバイザーとして勤務。それ以前は、アメリカ合衆国行政管理予算局シニア・アドバイザー、連邦通信委員会の議長補佐としてホワイトハウス・フェローを歴任。ワシントン・ポストのコラムニスト、公共ラジオ放送のパーソナリティ、アメリカ進歩センターの上級研究員も務めた。コロンビア大学ロースクールで法学位、ブラウン大学で経済学の学士号を取得。

クラーク・キャンパー 政府機関とのリレーションシップ担当。経験年数32年。入社以前は、NYSEユーロネクストにおいて政府関連業務部門および広報・啓発部門のヘッドとして勤務した他、GEキャピタルにおいて渉外部門のヴァイス・プレジデントを務めた。ハーバード大学ロースクールで法務博士号、ハーバード・ケネディ・スクールで公共政策学の修士号、スタンフォード大学で同学士号を取得。

リーガン・アンダーソン 政府機関とのリレーションシップ担当。経験年数20年。入社以前は、消費者銀行協会(ワシントンD.C.)においてシニア・ヴァイス・プレジデントとして議会関連業務に携わる。それ以前は、ニューヨーク証券取引所、アメリカ投資評議会、ファニーメイ、アトランタ連邦住宅貸付銀行等において幅広い職務に従事。オハイオ大学スクリップス・スクール・オブ・ジャーナリズムにおいて学士号を取得。