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市場の変動
弱気相場に立ち向かう:ベテラン運用担当者から学ぶ5つの教訓
リサ・ トンプソン
株式ポートフォリオ・マネジャー
ドン・ オニール
株式ポートフォリオ・マネジャー
カール・ カワジャ
株式ポートフォリオ・マネジャー
ジョディ ・ジョンソン
株式ポートフォリオ・マネジャー
スティーブン・ ワトソン
株式ポートフォリオ・マネジャー

世界中の株式市場が弱気相場に入りました。2022年上半期のMSCI ACワールド・インデックス (MSCI ACWI) は20%を超える下落となりました。多くの投資家は、今後の景気後退やさらなる下落の可能性を懸念しています。


36年の運用経験を持ち、弱気相場を何度も乗り越えてきた株式ポートフォリオ・マネジャーのドン・オニールは、「下落局面がいつまで続くのかは誰にもわからないが、いつか終わるのは間違いないので悲観的にならない」ことを提言しています。「冷静な投資家にとって、株価下落は投資機会となります。重圧のかかる局面で正しい判断を下すことができれば、その後数年間にわたって高いリターンを得られる可能性があります。」


経験の重要性

キャピタル・グループのポートフォリオ・マネジャーの運用経験年数

2021年12月末現在。
出所:キャピタル・グループ

市場の不確実性が高まる局面では、数多くの弱気相場を乗り越えてきたオニールのようなベテラン運用者の意見に耳を傾けることが有効です。キャピタル・グループでは、ポートフォリオ・マネジャーの31%が30年以上、84%が20年以上の運用経験を有しています。


本稿ではオニールほか4名のポートフォリオ・マネジャー (運用経験年数はそれぞれ30年以上) が、過去の弱気相場から学んだ教訓と、そうした教訓を今日の市場で活かす方法をご紹介します。


前回サイクルの勝ち組を回避する


リサ・トンプソン 株式ポートフォリオ・マネジャー


私が経験から学んだのは、市場は長期サイクルに従って動くということです。世界金融危機以降のサイクルでは、レバレッジの解消、需要の急減、グローバル化の進展により、緩和的な金融・財政政策、資本コストの低下、株価上昇につながりました。コロナ禍によって、当該サイクルは終わったと考えています。



リサ・トンプソン 株式ポートフォリオ・マネジャー。経験年数33年。現職以前は株式アナリストとしてラテンアメリカ、エマージング・ヨーロッパ、西アジア、アフリカの調査を担当。入社以前は、ゴールドマン・サックス(ニューヨーク)のアナリスト、野村総合研究所(ニューヨーク)のアナリスト及びクオンツアナリストとして勤務。CFA協会認定証券アナリスト。

ドン・オニール 株式ポートフォリオ・マネジャー。経験年数36年。現職以前は株式アナリストとして、化学、環境関連サービス、航空宇宙・防衛関連企業を担当。CFA協会認定証券アナリスト。

カール・カワジャ 株式ポートフォリオ・マネジャー。経験年数35年。現職以前は株式アナリストとして、カナダ企業、グローバルの家庭用品企業及び米国のパーソナルケア製品企業を担当。キャピタル・グループ入社以前は、ニューヨークのGabelli & Companyで証券アナリスト、モントリオールのLévesque Beaubienで株式アナリストとして勤務。

ジョディ・ジョンソン 株式ポートフォリオ・マネジャー。経験年数33年。現職以前は株式アナリストとして、保険、米国の家庭日用品、パーソナル介護用品、レストラン、ホテル・ロッジやクルーズ船事業を担当。入社以前は、株式リサーチアナリストとして、フィデリティ・インベストメンツやアーヴィング・トラスト・カンパニーに勤務。CFA協会認定証券アナリスト。

スティーブン・ワトソン 株式ポートフォリオ・マネジャー。経験年数34年。現職以前は株式アナリストとして、アジアの不動産及び運輸、欧州の運輸や公益事業の調査を担当。入社以前は、ニューヨークのサンフォード・バーンスタインでアナリストに従事。