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機関投資家の皆様へ
ボラティリティ上昇とグローバル投資適格社債
キーポイント
  • 新型ウイルスの感染拡大は、短期的に世界の経済成長の妨げとなる見通し。長期的な影響は、感染拡大の規模と終息までの期間、あるいは政策対応次第
  • リスク回避姿勢が強まり、コモディティ市場に波及。特に、感染症の拡大を受けて需要減少が見込まれるうえ、OPEC (石油輸出国機構) とロシアが減産合意に達しなかったことを受けて、原油価格が急落
  • 市場のボラティリティは急上昇し、リスク資産価格は急落
  • 金融緩和政策、特にECB (欧州中央銀行) によるCSPP (社債購入プログラム) は欧州の投資適格社債を下支え。さらなる政策対応が求められる可能性も
  • 危機に際して、市場は時に過剰反応するため、ボラティリティが高まると割安なバリュエーションから投資機会に繋がる可能性。ただし、クレジット市場における流動性の低下に注意

WHO (世界保健機関) が新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミック (世界的な大流行) であると表明したことに加え、原油価格が急落したことを受けて、世界の投資適格債券市場は下落しました。世界経済の先行きに対する不透明感が高まり、リスクを回避するために安全資産へ資金を移す動きが世界中で見られました。



過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。投資の価値および投資収益は減少することも増加することもあり、当初投資額の一部または全部を失うことがあります。本情報は投資、税務もしくはその他の助言の提供、または証券の売買の勧誘を意図するものではありません。

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